屋台・小規模飲食店の開業費用はいくら?居抜き100万円〜スケルトン285万円の実例で解説
屋台・小規模飲食店の開業費用の相場を実例数字で解説。居抜き物件なら約100万円、スケルトンは285万円超。初期費用の内訳と節約ポイントをわかりやすくまとめました。
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「お金がないと飲食店は開けない」と思っていませんか?実は、物件の選び方ひとつで開業費用は3倍近く変わります。この記事では、実際の開業事例をもとに初期費用の内訳と節約のポイントをわかりやすく解説します。
開業費用は物件選びで大きく変わる
飲食店を開業するとき、費用の大半を占めるのが「物件まわりのコスト」です。物件には大きく2種類あります。
- スケルトン物件:内装がまっさらな状態。自由度は高いが、内装工事費が丸ごとかかる
- 居抜き物件:前のテナントの設備や内装がそのまま残っている物件。工事費を大幅に抑えられる
実際の事例を比較してみましょう。同じ「唐揚げ専門店」を開業した2つのケースです。
| 項目 | スケルトン物件 | 居抜き物件 |
|---|---|---|
| 不動産取得費 | 約100万円 | 約40万円 |
| 内装・設備工事 | 約150万円 | 約40万円 |
| 看板・雑費 | 約35万円 | 約20万円 |
| 合計 | 約285万円 | 約100万円 |
スケルトン物件での開業は当初の目標予算200万円を大きく超過し、285万円以上かかってしまいました。一方、居抜き物件を選んだケースでは約100万円に抑えることができています。
初期費用を節約したいなら、まず居抜き物件を優先して探すことが鉄則です。
初期費用の5つの内訳を把握しよう
開業費用を正確に把握するために、次の5つのカテゴリに分けて整理しましょう。
1. 不動産取得費
敷金・礼金・仲介手数料などが含まれます。物件の広さや立地によって大きく異なりますが、居抜き物件であれば前オーナーからの設備譲渡費用が別途発生することもあります。事前に何が含まれるかを確認しましょう。
2. 内装工事費
スケルトン物件では電気・ガス・水道の引き込みから始まるため費用が膨らみます。居抜きの場合は軽微なリフォームで済むことが多く、コスト差が最も大きく出る項目です。
3. 設備・厨房機器費
冷蔵庫・調理台・フライヤーなど。新品にこだわらず、中古厨房機器専門店を活用すると費用を半分以下に抑えられることもあります。
4. 看板・販促費
外観の印象は集客に直結します。費用を削りすぎるのは禁物ですが、デジタルサイネージや手書きPOPなど低コストの工夫で代替できる部分もあります。
5. 雑費・予備費
備品・消耗品・開業前の食材仕込みなど、意外と見落としがちな費用です。全体予算の10〜15%を予備費として確保しておくのが安心です。
「開業費用80万円・年商1000万円」は本当に可能か
「そんなに少ない資金で本当にやっていけるの?」と思う方もいるかもしれません。
実際に、12席の小規模店舗を開業費用80万円で立ち上げ、年商約1000万円を達成した事例があります。ポイントは次の3つです。
- 徹底的に居抜き物件を探した:工事費をほぼゼロに近づけた
- メニューを絞り込んだ:仕込みコストと廃棄ロスを最小化
- 小さく始めて回転率を上げた:席数は少なくても、回転率と客単価で売上をつくる
もちろん立地や業態によって結果は変わります。ただ「資金がないから開業できない」と諦める前に、物件と業態の組み合わせを工夫することで、少ない資金でも勝負できることを知っておいてください。
開業前に必ずやっておくべき3つのこと
費用の見通しが立ったら、次のステップに進みましょう。
① インターネットで相場を調べてから現地調査する
物件の家賃相場はまずインターネットで把握します。そのうえで必ず自分の足で現地を歩いて、人通り・競合・昼夜の人の流れを確認してください。数字だけでは見えない「リアルな商圏」を肌で感じることが大切です。
② 居抜き物件を優先的に探す
スケルトン物件は「自由に作れる」魅力がある反面、コストが跳ね上がります。特に初めての開業では、居抜き物件で初期投資を抑え、運転資金に余裕を持たせることを優先しましょう。
③ 創業計画書を早めに作成する
「融資を使う予定がない」という方も、日本政策金融公庫の創業計画書のフォーマットを使って数字を整理することを強くおすすめします。客単価・客席数・回転率・売上予測を書き出すことで、計画の穴が見えてきます。いざ追加融資が必要になったときにも、すでに書類が整っていると動きやすくなります。
まとめ
飲食店の開業費用は、物件選びひとつで約100万円〜285万円以上と大きな差が生まれます。
- 居抜き物件を優先し、スケルトン工事を避ける
- 5つの費用カテゴリで漏れなく見積もる
- 創業計画書で数字を早めに整理する
この3つを押さえるだけで、資金計画の失敗リスクをぐっと下げられます。
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