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飲食店の利益率は平均10%以下!売上10%減で利益が70%消える仕組みと黒字を守る3指標
売上・経営改善

飲食店の利益率は平均10%以下!売上10%減で利益が70%消える仕組みと黒字を守る3指標

飲食店の営業利益率は平均10%以下。売上が少し落ちるだけで利益が激減する理由を数字で解説し、黒字経営を守る3つの管理指標(粗利・損益分岐点・労働分配率)を紹介します。

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飲食店を経営していると、「そこそこ売れているのに手元にお金が残らない」と感じることはありませんか?

飲食業の営業利益率は平均して 10%以下 と言われています。月商500万円の店でも、手元に残る利益は50万円程度が現実です。しかもこの数字には、さらに厄介な特性があります。売上が少し落ちただけで、利益が一気に吹き飛んでしまう構造になっているのです。

この記事では、飲食店の利益構造を数字で丁寧に解説しながら、黒字経営を維持するために毎月チェックすべき3つの指標をご紹介します。


原価率30%・固定費の重さ——飲食店が「薄利」な理由

飲食店の売上から差し引かれるコストは、大きく「原価(変動費)」と「固定費」の2種類があります。

原価率の目安は売上の約30% です。食材・飲料の仕入れがこれにあたります。ただし注意したいのは計算方法です。「仕入れた金額÷売上」ではなく、次の式が正確です。

原価率 =(期首在庫 + 仕入額 ― 期末在庫)÷ 売上

仕入額だけで計算すると、廃棄ロスや食材の使いすぎが見えなくなります。「なんとなく原価が高い気がする」という感覚は、この計算のズレから来ていることが少なくありません。

一方、固定費とは家賃・人件費・水道光熱費・リース料など、売上が多くても少なくても毎月ほぼ同額かかる費用のことです。飲食店ではこの固定費の比率が非常に高く、これが「薄利」の根本原因になっています。


売上10%減で利益が70%消える——固定費レバレッジの怖さ

固定費が高いと、売上が少し落ちただけで利益が激減します。次の数字をご覧ください。

売上粗利益(60%)固定費利益
通常時5,000万円3,000万円2,500万円500万円
売上10%減4,500万円2,700万円2,500万円200万円
売上20%減4,000万円2,400万円2,500万円▲100万円(赤字)

売上が10%(500万円)落ちただけで、利益は500万円→200万円と 60%以上 も消えます。売上が20%落ちれば、即座に赤字転落です。

なぜこうなるかというと、売上が下がっても固定費は変わらないからです。粗利益が減った分だけ、利益がそのまま削られていきます。これが「固定費レバレッジ」と呼ばれる構造です。悪天候・近隣の工事・競合店の出店など、ちょっとした外部要因でも経営が一気に苦しくなるのはこのためです。

「売上が少し落ちても大丈夫だろう」という感覚のまま経営していると、気づいたときには大幅赤字——そんな落とし穴を避けるには、この構造を事前に理解しておくことが不可欠です。


毎月チェックしたい3つの管理指標

固定費レバレッジのリスクを管理するために、毎月必ず確認してほしい数字が3つあります。難しい会計知識は不要です。この3つだけ習慣にしてみてください。

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① 従業員1人当たり粗利益(月80万円が目安)

1人当たり粗利益 = 粗利益 ÷ 従業員数(フルタイム換算)

この数字が 月80万円(年間1,000万円)を下回り始めたら要注意 です。「その人件費を払いながら店を存続できるか」の最低ラインを示しており、新規採用やシフトを組む際の判断基準にもなります。

② 損益分岐点売上

損益分岐点売上 = 固定費 ÷(1 ― 変動費率)

「いくら売れれば赤字にならないか」を把握しておく数字です。まず固定費の総額を正確にリストアップすることが第一歩。この数字を知っているだけで、閑散期への備え方が変わります。

③ 労働分配率(粗利益に対する人件費の割合)

労働分配率 = 人件費 ÷ 粗利益

飲食店では 50〜55%以下 が健全の目安とされています。アルバイトのシフトを増やしすぎた月や、売上が落ちた月には、この数字がすぐに跳ね上がります。毎月確認する習慣を作りましょう。


売上の波を小さくするために——再来店客を増やす視点

3つの指標を管理することで「今の経営状態」は把握できます。しかし根本的な対策は、売上の変動幅そのものを小さくすること です。

新規集客に頼り続けると、広告費がかかるうえに売上が不安定になりやすいです。一方、一度来てくれたお客様に再び来ていただく仕組みがあれば、安定した売上の土台が生まれます。

たとえば、退店後に自動でお礼メールを送り、タイミングを見てデジタルクーポンをお届けする仕組みがあれば、お客様との接点が自然と生まれます。また、満足してくれたお客様に友人を紹介してもらう仕掛けを作れば、広告費をかけずに新規客を獲得することもできます。客単価×来店頻度を意識して管理・改善することが、固定費に対して安定した粗利益を確保する近道です。


まとめ

飲食店の営業利益率は平均10%以下。この薄さは「固定費レバレッジ」によって、売上のちょっとした変動が利益に大きく響く構造と表裏一体です。

まずは ①1人当たり粗利益・②損益分岐点売上・③労働分配率 の3指標を毎月チェックする習慣を始めましょう。数字を把握して初めて、「どのお客様に何をすればいいか」という具体的な行動が見えてきます。

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