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飲食店倒産が30年ぶり509件突破——2026年、生き残る店が実践する3つの経営判断
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飲食店倒産が30年ぶり509件突破——2026年、生き残る店が実践する3つの経営判断

2026年上半期の飲食業倒産は509件と30年ぶりに500件を超えました。コスト増・値上げ困難・客数減の三重苦を乗り越えるための具体的な経営判断を解説します。

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飲食店倒産が30年ぶり509件突破——2026年、生き残る店が実践する3つの経営判断

2026年上半期、飲食業の倒産件数が509件に達しました。これは30年間で初めて500件を超えた数字であり、前年比5.3%増です。さらに深刻なのは、負債総額が246億円と前年比36.6%増に膨らみ、倒産の「規模」も拡大している点です。

「うちはまだ売上があるから大丈夫」と思っている方こそ、今すぐ読んでください。倒産した店の78%は、負債5,000万円未満の小規模店舗です。決して対岸の火事ではありません。


なぜ今、飲食店はこれほど苦しいのか

今起きていることは、一時的な不況ではありません。構造的な変化です。

居酒屋の倒産は118件と過去最多、初めて100件を突破しました。背景には飲み会文化の衰退、2次会の激減、若者の酒離れがあります。これらはコロナが明けても元に戻らなかった——つまり「戻るのを待てばいい」という話ではないのです。

追い打ちをかけるのが、食材・物流・エネルギーの原価高騰と最低賃金の上昇による二重の利益圧迫です。値上げをしたいけれど「客が離れるかもしれない」と踏み切れない。その間にも原価は上がり続け、利益がじわじわと削られていく。この悪循環にはまっている店が、全国に無数にあります。

さらに、コロナ禍の補助金・融資で延命していた店舗が、返済期限を迎えて限界を迎えつつあります。売上はあるのに現金が手元に残らず、仕入れの支払いができない——こうした資金繰り問題が、連鎖倒産を引き起こしています。


生き残る店が実践している3つの経営判断

① 「売上」より「営業利益率」で店を評価する

売上が大きくても、利益が残らなければ意味がありません。あるオーナーは、コロナ前と比べて売上がマイナス3億円になりながらも、営業利益を2倍に増やすことに成功しました。秘訣は「縮小」と「固定費削減」です。

不採算メニューを思い切って削り、席数を絞り、営業時間を見直す。「もったいない」と感じるかもしれませんが、売上規模を維持しようとするほど固定費の重荷が増し、利益は消えていきます。まず自店の営業利益率を把握することが、経営判断のスタートラインです。

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② 値上げは「一気に」ではなく「じわじわ」と

値上げをためらう最大の理由は「客が離れること」への恐怖です。ただ、値上げの仕方を工夫すれば、その影響は大幅に抑えられます。

ポイントはプライスゾーン(価格帯の印象)を守りながら小幅な改定を繰り返すこと。たとえば980円のメニューを1,280円に一気に上げるのではなく、1,080円→1,180円と段階的に上げる。あるいは量や付け合わせを微調整しながら価格を維持する方法も有効です。

一番避けたいのは、値上げを先送りしすぎて、限界に来てから大幅に上げること。そのほうが顧客への影響は大きくなります。

③ リピーターを増やして「値上げに耐えられる関係」を作る

値上げに対して寛容でいてくれるのは、あなたのお店を「好き」と思っているリピーターです。一見客は価格の変化に敏感ですが、常連客は「このお店だから」という理由で来てくれます。

リピーターを増やすために、まずできることは接客の基本を徹底することです。驚くかもしれませんが、顧客の接客評価の60%は「お出迎え」と「お見送り」が占めるというデータがあります。大がかりなサービス改善よりも、入店時の一声・退店時のお見送りを丁寧にするだけで、顧客満足度は大きく変わります。

そのうえで、来店後のフォローを仕組み化することが重要です。一度来てくれたお客様に、お礼の気持ちを伝え、次回来店のきっかけを届ける。これを手動でやろうとすると続きませんが、仕組みにしてしまえば自動で回り続けます。


まとめ——「売上があれば安心」という時代は終わった

2026年の飲食業倒産が示しているのは、「売上を追いかけるだけの経営」の限界です。原価と人件費が上がり続ける中で生き残るには、利益率の管理・段階的な値上げ・リピーターとの関係構築の3つを同時に進める必要があります。

特にリピーター作りは、値上げをスムーズに受け入れてもらうための「下地」でもあります。一度来てくれたお客様を常連に育てる仕組みを、今のうちに整えておくことが、厳しい時代を乗り越える最大の武器になります。

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